なぜ香港に買い物に来る人が多いのかを考えてみた
香港でショッピングを楽しむ人がいるっていうことは聞いたことがありますが、ブランド物に興味のない私は全く興味が持てませんでした。そんなことを言いつつも、旅行先のスーパー巡りは大好物な私。ということで、今回はスーパー買い物メインの旅行に行ってきました。
今回の買い物旅行の一部はこちらの過去記事をご覧ください。
香港に行ってみると、日本人だけでなく、中国の本土からの人々、韓国人、台湾人など色々な場所から買い物を楽しんでいる風景を発見!! どんな点が香港での買い物につながるのか、旅の間、観察してみたのです。
ということで、香港の旅行先での買い物のしやすさを感じたことをまとめてみようと思います。
目次
- その1 関税フリー&消費税なし!
- その2 ショッピングモールの多さ&商品の幅広い価格設定
- その3 エアポートエクスプレスの駅でチェックインが可能。
- おまけ: Apple Payが至るところで使える!
- まだまだありそうな香港の買い物スポットたる秘密
その1 関税フリー&消費税なし!
香港では、輸入時に関税がかからないということはJetroのホームページにも記載されています。(2017年3月現在)
関税制度 | 香港 - アジア - 国・地域別に見る - ジェトロ
一方、日本では、輸入品の関税はどのくらいかかっているかというと、税関のホームページで公開されている通り、数%から20%くらいの関税が必要となり、これらが商品価格に影響してきます。
1204 主な商品の関税率の目安(カスタムスアンサー) : 税関 Japan Customs
一部を以下に記載。
もちろん企業努力によって、現地価格と同等の価格で販売していただいている業者の方々もいますが、この関税のために、海外の商品が日本に流入しにくいということはあるのかなと思います。
(関税は、日本の産業を守るための方法の一つでもあると思います。ですので、関税に反対しているわけではありません。)
この関税フリーの背景があること、また旧イギリス領で、アジア経済の中心という土地柄、多くの外国人が住むこともあり、海外のものが多く流通しているのかもしれません。イギリス、アメリカはもちろん、アジアやヨーロッパの国のものがたくさん見受けられました。
また、香港・台湾エリアだけに流通するデザインを持つメーカーも。GAPを覗いてみたら、香港・台湾で展開するもので、面白いデザインのものも見受けられました! こういうものを探すのも面白いですね。今回は、日本でも売っているかどうかがわからず、購入しませんでしたが、高級ブランド以外でもショッピングを楽しめるところがありそうです!
そして、香港では消費税がかからないのです。
特に高級品を狙いたい方は、8%の消費税がかからないだけお得なものってありますよね。1万円の商品にかかる日本の消費税は800円と考えると結構な額になる場合も。
香港で探したいなーと思うものがあれば、日本で販売しているかを確認してから、訪問されることをオススメします!
古い記事なので、現在参考になるかはわかりませんが、今も同じ傾向のものがあるかもしれません。今後の香港ショッピングに役立てばうれしいです。
その2 ショッピングモールの多さ&商品の幅広い価格設定
ガイドブックをご覧になるとわかると思いますが、香港には沢山のショッピングモールがあります。数も凄いですが、ショッピングモールの中には広大な面積のモールもあり、すべて行くことはかなり難しい位。
そんな膨大なショッピングモール事情をまとめることは難しいので、綺麗にまとまっている素敵な記事に頼ります!
まずはAll aboutさんの記事。
10個じゃ網羅できていないと思うので、香港ナビさんの記事もご紹介!
香港の買い物スポットの凄いところは、売っているものの値段がピンからキリまでということ。特に、「キリ」のものが集まっているショッピングモールなどは日本ではお見かけすることはできないかも。
そして、ファッションはモードの最先端のものが入ってくるので、買わなくても、こういうデザインを発表しているんだーと見ることもできます。
ウィンドーショッピングも、買い物の楽しみの一つです!
ショッピングモール以外にも女人街や男人街などの面白そうなものが見つかるエリアもありますよ。
女人街と男人街の比較記事を発見!
高級品だけでなく、このような面白グッズにも触れられる香港は、幅広い層の買い物ファンを集めているのかもしれません。
ちなみに私は、酉年グッズが安くなっていたので、酉年をモチーフとしたトレーナーとスエットを購入。年男、年女の皆様、旧正月前後は、その年の干支グッズが販売されていますので、欲しい方は是非探してみてください。
その3 エアポートエクスプレスの駅でチェックインが可能。
香港の空港から市街地に出るために使用する交通手段の一つに、エアポートエクスプレスがあるかと思います。
日本のSuicaのようなICカードである、オクトパスカードでも乗車することができますし、MTRに乗り継ぐとMTR代が無料になったりするようです。キャセイパシフィック航空や香港エクスプレスなどでは、エアポートエクスプレスの割引されたチケットが販売されていることもあります。
私が注目する点は、エアポートエクスプレスの香港駅と九龍駅で各航空会社のチェックインサービスを実施しており、搭乗時間の90分前までチェックインが可能なこと! (オクトパスカードが必要になります)
英語サイトですが、このサービス(In-town Check-in Service)公式の案内はこちら。
In-town Check-in Serviceの公式サイト
ということは、買い物をして大きな荷物になっても、中心部の香港駅や九龍駅で機内預け荷物の手続きができ、身軽に空港に移動することができるのです。買い物量に関わらず、ホテルからチェックアウトしてから、このサービスで荷物を預け、搭乗時間までを有効に使うこともできます。
対応している航空会社のリストはこちらのリンクからどうぞ。リンク
大手航空会社はもちろん、LCCでも香港エクスプレスでは、こちらのサービスを利用することができます。
実際のIn-town Check-in Serviceはこちらのブログで紹介されているので、ぜひご確認ください。
実際に90分前ギリギリに預けると、搭乗場所に到着する時刻は搭乗時刻ギリギリかと思いますので、ご注意を。うまく活用し、楽しい香港旅行になるいいですね。
おまけ: Apple Payが至るところで使える!
これは買い物大国〜!っていうポイントとはちょっとずれますが、買い物が便利なポイントになるかもと思い、ご紹介します。
日本では去年から始まったApple Payが香港ではあちこちで使用できることに驚きました。
調べてみると、香港の方が日本よりも一足先にApple Payが始まっているようです。使えるお店もコンビニ、スーパー、ドラッグストアと様々!
iPhoneユーザーだけが使えるサービスですが、クレジットカードを出さなくて良いので、小銭の買い物の時なども有効に活用できるサービスですね。
まだまだありそうな香港の買い物スポットたる秘密
今回は3つのポイントにまとめましたが、1泊3日では見つからない、買い物スポットたる秘密がありそう。今後も機会があれば探してみたいと思います。
こういった他国の取り組みは、日本へのインバウンド効果にも生かせることがあるのではと思います。また、日本に買い物に来てくれる、多くの観光客の方が楽しんで日本で消費をしてくれることは、我々、観光客の両者にとってWin-Winの関係になり得るのではないかと思うのです。それぞれの国で得意なことはあるはずですから、うまくお互いの国の発展につながるよう、いいところは共有していけるといいなと思う今日この頃です。
香港だけでなく、他の国からも面白いポイントを発見し、活用していけるといいですね。